娘として、母の終活周辺

母の終活について娘として思うことを書きとめていきます

敷地内に他家の水道管が通っている話

どうやら祖父母時代の話だと思われるが、代々この地に住んでいた我が家は小作農であったが、戦後の農地改革でかなりの土地をほぼタダ同然で手に入れたとみられる。
その際、近隣の田んぼを手にした時点で、自宅とその田んぼの間にある他家を囲う形になった。
それは昨日の記事で書いた廃屋のすぐ横の家で、やはり市道に通じる道のない家である。

問題は道だけではなく、水道にもあったようです。
仮にその家を、T家とする。
水道が引かれたのがおそらく昭和20年代のこと。戦後すぐの農地改革の頃にいくつかの土地を手に入れ、その際に我が家の表側の市道に通っていた水道菅にT家の水道菅が引かれた。
あろうことか我が家の土地を通って。
昔はこういうことはよくあったらしいが、これを亡くなった私の父が知ったのは、貸していた隣家を取り壊す際である。この時点ですでに平成になっている。
取り壊した隣家の後は畑にしたので、問題は発生しなかったのだが、今後私が相続した後に家を建てる際に問題になりそうであるとはたと気づいた。
また、もっと大きな問題は、売却する際に困ったことになるのではないかと危惧している。

 

以上が今回の問題である。
件のT家は住む後継者がいない様で、現在は空き家となり廃屋化しつつある。
住んでいた老夫婦が亡くなった時点で親戚筋に相続されたのだとは思うが、おそらく放置される土地なのではないかと思われる。
なぜなら、市道に隣接していないから建て替えが不可能であるから。
建て替えをしようとすると、我が家の土地の南側か北側のどちらかを道路分として購入するより方法はない。
北側は我が家の家が建っているので不可能、では南側はというと、昨日記事にした例の田んぼである。
亡き父とT家は仲がよくなく、結局手放すことなく父もT家の老夫婦も亡くなった。
相続した親戚が購入の意志を示してきたのならば、母は売ってもいいと考えている。
これについては私も賛成だ。しかし、我が家の北側の土地を通っている水道管の撤去が条件となる。

 

書いていて自分の中でようやく理解が出来た様な気がします。
他人の土地を通らないと行けない所有地が、さらにもうひとつあることに気付きました。
あの畑、どうしよう・・・(>_<)