娘として、母の終活周辺

母の終活について娘として思うことを書きとめていきます

在宅看護で親を看取るとき、仕事はやめてはいけない

日曜日の夜、実家からの帰路車の中でTVをつけていた。
音声のみなので画像は見ていないのだが、だいたい内容は把握できたと思う。
あらためて再放送かオンデマンドで見てみようと思う。

www.nhk.or.jp

 

父方の祖母は母が在宅で訪問医の助けを借りて看取りました。
母方の祖父は長男のお嫁さんが、祖母は彼女の4女が、それぞれ自宅で看取っています。
いずれも時代が昭和から平成の始めであったこと、田舎であったことなどが影響しています。
自宅で老人を看取るということは、確実にひとり分の収入がなくなるということで、核家族で子供を抱えた家ではなかなか難しいかと思います。
病院は社会的入院に関しては3か月で転院を余儀なくされ、施設に入居するにもコツを知っておかないと順番待ちが長くなってしまう。
待機中にどんどん看る側の体力がなくなっていくのが目に見えます。

体力というのは、身体のことのみではなく、経済的なことでもあります。
よく、親の介護に子供が仕事を辞めてしまう例がありますが、これは子供自身の今後の生活が成り立たなくなってしまうことを意味します。

まず、現収入がなくなり、社会的地位が弱くなります。
仕事を辞めると、借金が出来なくなるのです。車のローンですら審査が通りません。
現在はクレジットカードで決済することが多くなっていますが、そのクレジットカードが作れなくなるので、退職前に何が何でもクレジットカードは作成しておかないと後々困ることが多いです。
こんなことを考えてから退職をする人は少ないと思いますが、本当に大事なことです。

在宅看護で親を看たいというのは気持ちは痛いほどわかりますが、仕事を続けていけるのであれば賛成です。
しかし、退職してしまうのであれば私は反対です。
まず、地域包括支援センターなどに相談してからよく考えて答えを出した方がいいでしょう。

親を看取るのも大切だけれど、自分の生活も守りましょう。